中学時代
山川選手は沖縄県出身です。中学時代は「チームSORA沖縄(現・大矢ベースボールクラブ)」という硬式クラブチームでプレーしていました。中学時代から一塁手として、華々しい活躍をしており、全国大会にも出場しています。(全国3位)
当時のチームSORA沖縄の監督である大久保氏から「小さい打撃をするな」と言われたエピソードがあり、これが今のホームランバッター山川穂高を産み出したのかもしれません。
高校時代
高校は地元沖縄県の沖縄県立中部商業高校へ進学しました。春夏通算で2度の甲子園出場を果たしている実力校です。高校入学後の山川選手はなかなかレギュラーを掴むことができず、一度は野球を辞めることさえ考えたようです。その後、高校初ホームランを打ったことをきっかけに少しずつ野球への熱を取り戻しました。
それからはチームで4番の座を掴み取り、最後の夏はチームとして県大会決勝まで進む好成績を収めました。高校時代に甲子園出場はしておらず、山川選手は県内では名の知れた選手でしたが、全国的には殆ど無名に近かったようです。
大学時代
大学は岩手県の富士大学へ進学しました。野球は高校卒業までと考えていた山川選手ですが、高校3年生の時に、富士大の監督にスカウトされ大学でも野球を続けることになりました。スカウトの際に、「1年生から必ず4番を打たせる、必ずプロ入りさせる」と言われたほど惚れ込まれた山川選手。
実際に大学では1年から4番に座り、日米大学野球選手権やアジア野球選手権の日本代表に選出されるほどの実績を残しました。
ドラフト指名
大学で通算11本のホームランを放ち、日本代表にも選ばれる活躍をした山川選手。2013年のドラフト2位で埼玉西武ライオンズに指名されました。
母子家庭で育った山川選手は、契約金の使い道について聞かれた際、「一人で育ててくれた母に車を買ってあげたい」と思いを口にしていました。
プロ入り後
入団から最初の2年間は殆ど1軍で試合に出場できませんでした。
3年目の2016年シーズンに、49試合の出場ながら14本のホームラン(36安打のうち14本)を放ちプチブレイクしました。4年目の2017年シーズンはホームラン23本。
そして、プロ5年目の2018年シーズンからレギュラーに定着し、ホームラン王を3度獲得(2018年、2019年、2022年)、その他にも打点王、MVP、ベストナインなど様々なタイトルを獲得し言わずと知れた一流選手へと駆け上がっていきました。
FA権を行使し、2024年シーズンからは福岡ソフトバンクホークスへの移籍が決まりました。
コメント