中学時代
後藤選手が野球を始めたのは小学一年生です。小学生時代は、内野手と投手を兼任していたようです。中学時代は、群馬県にある渋川市立渋川中学校の軟式野球部に所属しており、3年時には県大会3位に輝いています。
中学時代の後藤選手は投手をしており、中学生ながらMAX130㎞を超えていたそうです。近年は中学生でも130㎞を投げる投手が増えてきましたが、後藤選手が中学3年生の頃（2007年）は130㎞を投げる中学生は今ほど多くはいませんでした。速球に加え、類稀なる身体能力を持つ後藤選手は、県内外から注目される選手でした。
高校時代
中学卒業後は、前橋商業高校に進学しています。中学時代は投手をしていた後藤選手ですが、同チームの同学年に好投手がいたため、高校では外野手としてプレーすることになりました。（外野手に転向した後藤選手ですが、高校時代には140㎞を超える速球を投げていたようです）
高校入学から外野手を始めた後藤選手ですが、一年の秋にはセンターのレギュラーを獲得しました。巧みなバットコントロール・長打力に加え、守備、走力、肩力も兼ね備えた後藤選手は、「上州のイチロー」と呼ばれていました。甲子園には、高校2年生の春、高校3年生の春・夏の計３回出場しています。
ドラフト指名
「上州のイチロー」こと後藤選手は、甲子園でもレーザービームを見せるなど活躍を見せ、2010年にドラフト1位でオリックス・バファローズに入団しました。高校生の外野手ながらドラフト1位で指名するほど、球団から後藤選手に大きな期待が寄せられていました。
プロ入り後
高卒1年目ながら、開幕スタメンという華々しいデビューを飾りました。高卒1年目での外野手開幕スタメンは、張本勲さん以来52年ぶりの快挙でした。1年目は高卒1年目ながら30試合の出場を達成した一方で、打率.100と打撃に苦しみました。
2年目以降もコンスタントに1軍で出場を重ね、プロ3年目の2013年〜2017年まで4年連続100試合出場を達成しています。
プロ入り後も、守備・肩力を活かし活躍を続ける後藤選手でしたが、「上州のイチロー」と言われたほどの打撃がプロ入り後は影を潜めており、守備のスペシャリストというイメージが定着しています。通算打率は.217。
トレード移籍により、2022年からは中日ドラゴンズはでプレーをしています。2022年は35試合、2023年は52試合の出場で共に打率1割台となっています。2024年シーズンは「上州のイチロー」の打撃を見れることを願い陰ながら応援しています。
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