中学時代
西館選手には2人の兄がいます。お兄さん達の影響で小学校3年生から野球を始めました。
中学生になると、シニアやクラブチームではなく一戸中学校の軟式野球部に入部しました。同中の1学年上に、兄である西舘洸希さんがいました。
西館選手が中学2年生の時に一戸中学校は全国大会でベスト16に輝いており、兄である西舘洸希さんはエース、西館選手は控え投手としてメンバーに入っていました。(兄の西舘洸希さんは中学卒業後、盛岡三高のエースとして活躍)
兄弟として全国大会出場を果たした西館選手は、中学3年時には岩手県選抜に選ばれるほどの選手へと成長しました。
高校時代
高校は菊池雄星投手、大谷翔平選手を筆頭にプロ野球選手を輩出している岩手の名門花巻東高校へ進学しました。
1年生の夏から背番号17を背負いベンチ入りをし、メディアからも注目されました。そんな西館選手ですが、球速は高校入学時127kmでした。そこから約半年で急激な成長を遂げ、1年秋の時点で142kmまで球速を伸ばしました。
2年生の秋からはエースとして活躍し、3年生になってからは最速149kmも記録しています。「大谷2世」と呼ばれ、プロからも注目される存在でした。
高校の時点でもプロ志望届を出せばドラフトで中〜下位指名される可能性は高かったですが、西館選手は大学進学の道を選びました。
甲子園は、2年春/夏、3年夏の3度出場しています。
大学時代
高校時代からプロ注目であった西館選手は花巻東高校卒業後、中央大学へ進学しました。
激戦区と言われる東都リーグに所属する中央大学。その厳しい環境下でも西館選手は大活躍し、1年の秋からリリーフとして登板を果たしています。
2年生の秋シーズン後から西館選手はフォームを「クイック投法」に変更しました。その後、3年春にはリーグ戦19戦中15戦に登板し、防御率1.91を記録する活躍。3年秋には5勝1敗防御率1.70の成績を残しベストナインを獲得しました。
大学で球速は高校時代の149km→155kmまで成長し、4年時にはドラフト1位候補として注目を浴びました。
ドラフト指名
2023年のドラフト1位で巨人に指名されプロ入りを果たしました。最速155kmのストレートに加え、カットボールやフォーク等の変化球の上質さも評価されています。先発・中継ぎどちらの適性もあり、チーム事情に合わせ様々な起用法ができるのも魅力の一つと言われています。
プロ入り後
2024年シーズン開幕ローテーション候補として現在もオープン戦で登板を続けています。
1年目から2桁勝利が目指せる、新人王候補とも言われているので、期待通りの活躍ができるか注目です。
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