【人気低迷?】投高打低プロ野球界を10年前と比較してみた

プロ野球
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レベルが上がったプロ野球界

現在のプロ野球界は、ダルビッシュ有・大谷翔平・千賀滉大・鈴木誠也・吉田正尚などメジャーリーグで活躍する選手を多数輩出するほど高いレベルとなっており、2024年からは日本のエースである山本由伸もドジャースへの移籍が決まっています。かつては海を渡ってもあまり目立った活躍ができず、数年で日本球界へ復帰する選手が多く見られました。そのことを加味しても、間違いなくここ数年でプロ野球界のレベルは底上げされたと言えるでしょう。

プロ野球人気の低迷

選手のレベルが年々上がっているプロ野球界。そのレベルの上昇に抗うかのように人気は低迷しています。(視聴率を根拠とする)

https://presidents-diary.com/baseball_popularity_summaryより引用

なぜプロ野球界の人気は徐々に低迷しているのか。人気低迷の原因はどこにあるのか。私の偏見で、2013年と2023年の数字を比較し、分析しました。

先発投手の完投数が激減した?

昔から先発完投というのは野球ファンの心を掴んできました。しかし、時代の流れと共に分業制が推奨されてきています。そこで、2013年と2023年の先発投手(規定投球回到達者)では完投数や規定投球回到達者の数に差が生まれているのではないかと思い比較してみました。

以下

https://npb.jp/bis/2013/stats/より引用

2013年 セ・パ先発投手

2023年 セ・パ先発投手

2013年のシーズンで3回以上完投した投手は、セ・リーグで5名、パ・リーグで8名。2023年のシーズンで3回以上完投した投手は、セ・リーグで5名、パ・リーグで4名となっています。結果、先発投手の完投数は全体的に減少傾向にあるものの、そこまで変わってはいません。

本塁打数が減少した?

2023年パ・リーグのホームラン王は26本と例年と比べて少なかったです。投手の平均球速が上がったこともあり、本塁打数が減少傾向にあるのではと思い2013年と比較してみました。

以下

https://npb.jp/bis/2013/stats/より引用

2013年 セ・パ本塁打成績

2013年 セ・パ本塁打成績

シーズンが違うので参考になるか微妙ですが、2023年のセ・リーグ本塁打王である岡本選手は2013年ならリーグ2位の本塁打数。2023年のパ・リーグ本塁打王である、近藤選手(ソ)、万波選手(日)、ポランコ選手(ロ)は2013年ならリーグ5位の本塁打数になります。パ・リーグのリーグ全体の本塁打数はかなり減少していると言えます。パ・リーグの投手力が上がったといえるのでしょう。

盗塁数が減少した?

前述の分析でパ・リーグの本塁打数が減少したことがわかりました。本塁打数は減少傾向にありますが、周東選手(ソ)や和田選手(ロ)など俊足を武器としたスペシャリストが名を連ねる近年。盗塁数はどうなのか比較してみました。

以下

https://npb.jp/bis/2013/stats/より引用

2013年 セ・パ盗塁成績

2023年 セ・パ盗塁成績

セ・リーグは、さほど変化がないように見えます。一方でパ・リーグは、2013年と2023年のトップの差が11盗塁もあります。

捕手の盗塁阻止率が上がった?

パ・リーグの本塁打数に加え、盗塁数まで減少したのは捕手のレベルが上がったのではないかと推測し、分析してみました。

以下

https://npb.jp/bis/2013/stats/より引用

2013年パ・リーグ盗塁阻止率

2023年パ・リーグ盗塁阻止率

あまり盗塁阻止率に変化はないようです。盗塁数が減ったのは単純に投手のレベルが上がったのか、それとも先述の中で、盗塁というプレー自体が単純に減っているのかもしれません。

比較分析から導き出した結論

プロ野球人気が低迷している原因は、パ・リーグの打低にあります。(私の偏見です) 10年前と比較し、セ・パ共に投高打低は否めません。その中でも、パ・リーグの打者の成績低下が目に付きました。パ・リーグには人気スター選手が多いため、2024年シーズンは投高打低を打破してくれることを願っています。

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